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プロフやゲーム悪用 「規制なし」逆手に
女性を装ってメッセージを書き込み、女子中学生を誘い出す。目的はわいせつ行為。集団暴行やわいせつ目的誘拐の容疑など6件で立件された栗原市金成片馬合、コンビニ店員伊藤隆洋被告(26)ら2人は、少女を誘い出す手段に携帯電話のゲームサイトを使った。未成年者を狙うこの手の犯罪は、法規制された出会い系サイトから、「プロフ」と呼ばれる自己紹介サイトやゲームサイトなど一般サイトへとすそのを広げている。今月から18歳未満の契約者はフィルタリング(選別)サービスが義務づけられたが、一層の自己規制も求められる。(奥林千尋)
昨年12月4日。伊藤被告らは車で栗原市の路上で中学3年の女子生徒(当時15歳)に近づき声をかけた。「兄だけど代わりに迎えに来た」。女子生徒は、携帯電話のゲームサイトで知り合ったエリカ(仮名)と名乗る「19歳の女性」と待ち合わせていた。伊藤被告らは、エリカの兄と称して接触した。
女子生徒がエリカと知り合ったのは、会員同士が交流できる「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)」機能付きのゲームサイト。自分の分身をネット上に作り、会員と対戦ゲームをし感想を掲示板に書き込み交流する。
サイトのエリカは「最近免許取ったばかりだから出かけたいな」と誘った。女子生徒は、待ち合わせ場所で、兄という男の出迎えに戸惑ったが、車でもエリカから「いまどこ?」とメールが届き信じてしまった。車が着いたのは人気のないホテルの駐車場。女子生徒は、すきを見て逃げ出した。
伊藤被告らは、サイトで女性を装って少女に接近し、「自宅から近い子を選んでいた」と供述している。
県警によると、ネットを通じて知り合い、事件に巻き込まれた未成年者は昨年1年間で計52人。出会い系サイトを通じた被害は13人(昨年比26人減)と減ったが、SNS機能付きサイトやプロフなどの自己紹介サイトは39人(同17人増)と倍増した。
出会い系サイトは18歳未満の利用が禁止され、昨年12月の改正法で、業者の公安委員会への届け出も義務化された。一方、SNS機能付きゲームサイトは自主規制にまかされている。約1300万人が登録する大手は、メールアドレスや電話番号の交換を禁止し、メッセージのやり取りも18歳未満を制限しているが、栗原市の女子生徒が被害に遭ったサイトは規制がなかった。
運営会社も「注意喚起や監視には力を入れている。未然に防止できているはずだ」と話すのみ。県警幹部は「規制強化で出会い系サイトから、ゲームサイトやプロフに移行している」と警鐘を鳴らす。
今月から有害サイト規制法が施行され、18歳未満の携帯電話の契約者にフィルタリングサービス加入が原則義務づけられた。しかし、被害のあったゲームサイトは有害サイトを選別する業界の第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構」に認定されており、このサービスを使ってもサイトが利用できる。
全国webカウンセリング協議会の安川雅史理事長は「認定サイトだから絶対安心とは言えない。家庭や学校教育の場で携帯電話の使い方について話し合うことが重要」としている。
(2009年4月9日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/
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4月から有害サイト規制法という法律が施行されていたとは知らなかった。あんまりメディアで報じられていなくても、色々とあるものだ。モバイルコンテンツ審査・運用監視機構という組織が、審査・認定をする仕組みなんですね。サイトの責任というよりも、犯罪を行ったものの責任があまり追及されていないような気も・・・。
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